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国際化とグローバル化

 ご存知の通り、日本は今、国際化の中におります。グローバル化していないのです。私なりにわかり易く答えると、国際化は受動的、グローバル化は能動的であります。受動的というのは、日本視点でものを見ること、能動的は世界視点での見方であります。 筆者自身が、3年前の2014年に経験したマカオでの展示会出展の経験がそれを物語ります。

 

 今話題のカジノ事業。毎年、世界トップレベルの展示会がマカオで5月に開催。毎年9月ラスベガスでも開催されます。2014年当時、この展示会は出展している日本企業が少なかったです。我々は、裸眼3Dディスプレイを展示して世界の興味を惹きました。そんな中、雑誌の依頼がきており、カジノジャパンや東洋経済にも掲載されました。

 

 プロジェクトのリーダーとして遂行した2014年。海外でビジネスレベルの交渉を生でやる醍醐味がたまらなかったです。そこで経験したのは、海外での交渉は会社ではなく、人と人なのです。次に、製品が良いなら良い。悪いなら悪い。良くも悪くもダイレクトなのです。文化も違えば考え方も違います。日本のやり方を180度変えて、根回しもなく、企業の会長や社長や部長が展示会場ををうろついております。従って、突然切り込んで話かけても良いです。それくらい柔軟でダイナミックな提案に快く受け入れてくれる心の広さをもつ海外人は多い。ユーモアも求めるし大きい器がある。

 

 よく日本人は海外となると英語ばかりを勉強する人がおります。その裏にある文化を学ぶなら現地交渉が一番身になります。しかし、いきなりは厳しいのでまずは準備が必要です。日本では英語が全員必須な時代が2年後の2019年には来る。英語だけではなく、心の部分でグローバル化をする必要があります。

 

 1964年のオリンピックで日本は国際化、2020年に向けて日本はグローバル化したと皆様、思われているが、年間2,000~3,000万人のインバウンドツーリズムが訪れるこの日本の日本人の心が「グローバル化」していない。昨今、私が思うに、1日1回は、外国人とすれ違うと感じており、本当の意味でのインバウンド元年が2017年だと考えている。隣にいる住む人が外国人という時代に突入して、働き方も良い意味で日本のお家芸である「御恩と奉公」のシステムが変化。成果やライフワークバランスといを求める流れとなっている。これでもまだ、国際化であります。グローバルというのは次の次元の視点です。

 

 日本は、島国の恩恵を受けて、良くも悪くも情報が集まりにくい。海外で経験豊富な人材は、自身の経験を表に出すことなく、お蔵入りさせている状況だと思う。いまや日本流の考え方や進め方では、老舗ものづくりブランドの例を見て分かる通り、世界に通じなくなった。日本という視点はもうやめて、世界の中の日本という見方をする必要があります。国籍を意識せず、人類共通の価値観というものを認識する視点で日々の業務に当たる必要があるのではないか。

 

 近い将来、2020年の海外で戦うための日本のビジネスマン、ビジネスウーマンに贈るバイブルとして記事を書いていきたい。そして、外から見た日本を改めて創造する。自社の社員を奮い立たせる記事を、外国人との立ち振る舞いを考えて、外から見た日本と海外の商習慣や物事の考え方のギャップを考察して、こうすればすればうまくいくという私ながらの経験や視点を書いていきたいと思います。